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2015年2月に日本で販売が開始されたホンダ・ジェイド。オデッセイとストリームのあとを継ぐ”車高の低いミニバン”という位置づけでしたが、2018年5月のマイナーチェンジで”ニュースタイル・ワゴン”というキャッチフレーズのワゴンとなりました。
現在２種類のエンジンで、計５種類のグレードを発売していますが、グレードによって方向性が違うため、違うサイズの3種類のタイヤが設定されています。ではグレードごとに最適なタイヤはいったい何なのか?解説していきます。
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ジェイドに設定されるタイヤサイズ
引用：ホンダ公式HP
ジェイドには1.5Lのガソリンエンジンと、1.5Lガソリンエンジン+モーター（いわゆるHYBRID）の2種類のモデルがあります。ガソリンモデルのみちょっと安めのグレードが用意されており、HYBRIDモデルと合わせて5つのグレードがあります。
それではグレードごとのタイヤサイズはどうなのか?一覧にしたのでご覧ください。
| エンジン種別 | グレード名 | タイヤサイズ |
| 1.5L VTEC TURBO |
G・Honda SENSING | 205/60R16 92H |
| RS・Honda SENSING | 225/45R18 91W | |
| X・Honda SENSING | 215/55R17 91V | |
| 1.5L VTEC+モーター |
HYBRID X・Honda SENSING | 215/55R17 91V |
| HYBRID RS・Honda SENSING | 225/45R18 91W |
これを見て分かるように、1.5L VTEC・TURBOモデルのみ「G」という、いわばベースグレードのようなモデルがあります。タイヤサイズの見方については後ほど解説しますが、基本的に高いグレードになるほど大きいサイズのタイヤ・ホイールが設定されています。
車を購入される方の多くが、買った時のタイヤをそのまま履き続け、交換時期には同じサイズのタイヤを買っていることと思います。それならばジェイドを買うときのこのサイズを知っておくのは結構重要です。まあ、オプションなんかでタイヤサイズやホイールを替える場合はこの限りではありませんが。
あと新車で購入する際ですが、車種によって装着しているタイヤ（新車装着タイヤ）の銘柄が違ったりしますので、あまりディーラーに任せっきりにせず、よく確認するようにしましょう。
ジェイド・・・にも当てはまるタイヤの基本
タイヤの話をすると必ず出てくる「225/45R18・91W」という数字とアルファベット。どんな意味があるんでしょうか?知れば簡単なことなのですが、改めてこのタイヤの基礎知識について説明しましょう。
最初に「225/45」という数字がありますが、225というのが「タイヤ幅の呼称」で、この場合タイヤ幅＝225㎜という意味です。つぎに/45とありますが、これは「扁平率」といって、タイヤ幅に対してタイヤの厚みがどれくらいあるのか、割合（％）で表しています。
つまりこの場合225㎜に対して45％の厚さ＝225×45％＝101.25㎜です。
次に「R18」というアルファベット・数字ですが、Rというのは「ラジアルタイヤ」であることを表し、18という数字は「リム径の呼称（インチ）」を表しています。ラジアルタイヤですが、現在一般的な乗用車のタイヤはラジアルタイヤしかありません。
リム径（インチ）はズバリ履けるホイールのサイズで、大きいリム径ほど大きいホイールを履けます。これって性能もさることながら、大きいホイールを履くことによる、見た目の良さやドレスアップの意味合いが重視されています。
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ジェイドに最適なタイヤのチョイスとは?
引用：ホンダ公式HP
タイヤにも色々な種類があります。先ほど解説したサイズなどの基本的なこと以外に、走行性能・静粛性・燃費性能など、それぞれ特徴をもったタイヤが販売されています。ではジェイドにはどのタイヤが良いのか?何を重視するかによるお勧めを紹介します。
G/X・Honda SENSING、HYBRID X・Honda SENSINGにお勧めのタイヤ
Gが「205/60R16」、Xが「215/55R17」という純正サイズになります。ジェイドの「ニュースタイル・ワゴン」というキャッチフレーズにぴったりのタイヤサイズと言えます。そんな車のキャラクターに一番ふさわしいタイヤは「コンフォートタイヤ」でしょう。
ちょっとばかり厄介・・・というか、この「コンフォートタイヤ」というのが非常に範囲が広く、上は「プレミアム・コンフォート」から「エコ・タイヤ」と呼ばれるタイヤまで含む場合があります。
そこで、ここはある程度独断と偏見でお勧めタイヤを紹介します。
ブリヂストン REGNO GR-XⅡ
日本のタイヤメーカーで世界BIG3の一角ブリヂストン。そのブリヂストンが誇るプレミアムコンフォートタイヤが「REGNO GR-XⅡ」です。2019年2月に発売された最新モデルで、7つの基本性能（直進安定性能・ドライ性能・ウェット性能・静粛性能・快適性能・低燃費性能・耐摩耗性能）追求しています。
正直少々お高いのですが、一つ上の車種へ乗ったような感覚を味わえるでしょう。またスポーツタイヤではないのですが、ハイスピードなシチュエーションでも素晴らしいコントロール性を発揮します。
YOKOHAMA ADVAN dB V552
YOKOHAMA（ヨコハマ）タイヤが販売するプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN」シリーズですが、その中で「dB（デシベル）」という名の冠された「ADVAN dB V552」。その最大の売りが「ヨコハマ史上最高の静粛性」とうたうその静粛性でしょう。
発売が2017年11月ですので、先ほどのREGNOより1年3か月前の登場ですので、その静粛性もやん準比較はできませんが、YOKOHAMがこの「dB」と冠するところに自信を感じます。
ダンロップ エナセーブEC204
ここで先の2つのプレミアム系コンフォートタイヤと少し趣向を変え、一般的に言う「エコタイヤ」に分類される「ダンロップ エナセーブEC204」を紹介します。
俗にいう「エコタイヤ」ですが、一般的には”転がり抵抗”を低減し低燃費を実現するというものです。このエナセーブEC204ではそれに加え、耐摩耗性+耐編摩耗性という2つの要素を加え、「長く使えることが”エコ”だ！」という、日本の「もったいない」文化にも通ずるコンセプトのタイヤです。
RS・Honda SENSING、HYBRID RS・Honda SENSINGにお勧めのタイヤ
ジェイドに設定される「RSモデル」には「225/45R18」というサイズが装備されています。正直これって、かなり走行性能に振ったサイズ設定です。本来であればジェイドに相応しいタイヤは、上でも紹介したコンフォートタイヤだと思うのですが、そうではなくこのスポーツモデルも顔負けな設定に負けないタイヤを1つお勧めします。
ブリヂストン POTENZA Adrenalin RE003
言わずと知れたブリヂストンの最高峰スポーツタイヤ「POTENZA」。その中で幅広い車種に対応したモデルがこの「POTENZA Adrenalin RE003」です。もう世界的にも名の知れている「POTENZA」のなかでは変な意味、一番普通のタイヤに近いモデルです。
なにせ私のようなオールドファンにとって「POTENZA」というのは特別な存在で、特に「POTENZA RE71」と言えば伝説です。
とにかく超強力グリップで、多少へたくそなハンドリングでもタイヤが何とかしてくれます。ただグリップ力と引き換えにタイヤの減りは早く、経済性とは無縁のタイヤですので覚悟が必要です。
ジェイドで雪道！知っておくと便利な冬タイヤの知識
ここまでサマータイヤを紹介してきましたが、冬に雪が降るような地域であったり、何のために用意したい方はスタッドレスタイヤを検討しなければなりません。必ず雪が降る北国の方は購入時に同時購入されていると思いますが、新たに買う場合はどうなのか？ちょっと触れたいと思います。
ここは”長く乗る”という前提で話しますが、例えばジェイドのRSモデルを買ったとします。そうなるとタイヤは「225/45R18」というサイズになりますが、冬タイヤで同じサイズを選ぶのはナンセンスです。
そもそも冬道ではスピードは出さないし出せないので、走行性能は必要ありません。なのでよく言う「インチダウン」でタイヤサイズを小さくして出費を抑えましょう。一番簡単に言うとジェイドGモデルの「205/60R16」で十分なのです（それでも大きいが・・・）。
あと冬道運転でアドバイスなのですが、凍結路などで不慣れな人が一番苦戦するのが発進時、タイヤが空転し前に進まない時だと思います。焦れば焦るほど事態が悪化していきます。
多少慣れが必要なのですが、発進時はアクセルは踏み込み過ぎず、とにかく”タイヤが1回転“しさえすれば動きだせることを意識してください。とにかく最初の1回転です。
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まとめ
- ジェイドはグレードにより3種類のタイヤサイズが設定されています
- 購入時のタイヤサイズなど気にしましょう
- ずばり、お勧めはコンフォートタイヤです
- 割には合わないが”刺激的”なスポーツタイヤ
- 万が一の冬道は考えておこう
以上簡単でしたが、ホンダ・ジェイドに合わせるべきタイヤとその選び方を解説してきましたが、少しはお役に立てたでしょうか？タイヤだけではないのですが、車のパーツ選びには個人の色々な価値観が反映されます。決して答えは無いのですが、好きなものを選んで後悔しないような選択をしましょう。
ジェイドについてもっと掘り下げたい方は↓↓をご覧ください。
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