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数年前の親戚の話です。何も準備をしないで車中泊をしたら、全然眠れないどころか、いきなり襲われて財布奪われた。本当に酷い目にあったと話していました。
そんな彼が、車中泊のグッズはたくさん売られていると知ってリベンジしたと聞きました。日中はドライブと観光、夜は自炊でプチキャンプと、普通ならどちらかしかできない旅行を一緒にできて最高だと言っており驚きました。
ちょっとした準備と工夫があれば、楽しく安全にeKワゴンで車中泊できますよ。
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ekワゴンで車中泊をする方法
上の写真の様に寝っ転がって大自然を眺めるなんて、とてもロマンチックですね。ぜひ、ekワゴンでやってみましょう。軽自動車でもこんなことできるんだぜ、とドヤれます。
車中泊の基本は食べることと寝ることなので、寝るスペースの作り方を紹介します。
出来るだけフルフラットにして寝るスペースを作る
ekワゴンの寝るスペースの広さは、男性が一人で寝るのにはギリギリ。女性が寝る場合は普通に寝られるでしょう。身長の高い方で厳しい場合は斜めに寝るといいです。
ekワゴンはフロントシート（1列目の座席）を前に倒せないため、ぐっすり眠れるような完全なフルフラットにはなりません。
へこんだところや足の下にバスタオルやカバン、クッションを置いてなるべく平らにします。その後にマットを敷けばかなり寝やすい空間が作れます。
- フロントシートのヘッドレスト(頭の枕になる部分)を外そう。
- リヤシート(2列目の座席)を思いっきり後ろに動かす。
- フロントシートを前へ動かして、背もたれを倒す。
- あとは背もたれを好みで調節したらフラットシートの完成。戻すときは逆の順番で動かせばOK。
引用:関東三菱自動車販売
もう一つの方法(非公式なので自己責任でお願いいたします。)
リヤシートを下の画像のように前に倒して荷台にした状態で、フロントシートを後ろに倒す、というのもあります。
引用：三菱自動車
この場合、古い車種だと、荷台のところに約12㎝のへこんだ段差が出来てしまいます。前から後ろまで平らにして寝るために、面積は少しでも増やしたいところ。
ヒノキのスノコの上に安いカーペットを敷いたものを荷台に置くだけで、簡単にフルフラットシートが作れます。スノコの素材は一番強度が高く長持ちするヒノキを選びましょう。
詳しい作り方は以下の通り。
DIY(日曜大工)が得意な方は挑戦してみてはいかがでしょうか。もちろん、布団やマットレスを敷くだけでも十分OKです。
ekワゴンで車中泊をした方の口コミはこちら。
軽自動車の本分である小回りの良さは当たり前ながら、車内の窮屈さも感じませんでした。
運転中はもちろん、それ以外の場面でも悪くない居住性です。
座席をフラットにして毛布を用意すれば、成人男性が足を伸ばして快適に寝ることが出来るスペースも確保可能です。
もちろんレンタカーなので特別な改造などもしていません。
特別な準備をしなくても良いというのはそれだけで評価できるものです。
軽自動車なのでパワー不足を感じることもありましたが、
一週間で1800キロを問題なく走ってくれて嬉しい限りでした。
引用:goo-自動車
なんと、レンタカーでの車中泊です。レンタカーは細かい車種まで選んで借りることは出来ません。そんな条件で1週間旅行できると聞けば、私の車でもやってみたくなります。
猫ちゃんとの楽しい車中泊の動画も見つけました。つい笑ってしまいました、とても和やかですね。
その他の口コミが気になる方はこちら。
ekワゴンの口コミ・評価をグレード別に徹底調査
車中泊で寝るには乗り心地も重要です。こちらで詳しく紹介していますよ。
ekワゴンの乗り心地は実際どうなのか徹底的に調査した結果
車中泊をゼロからはじめる方へ
車中泊をする季節は春か秋がオススメ。ご飯はコンビニ弁当など市販のものを購入するのが楽ちんです。
自炊をしたい気持ち、よーくわかります。でも、1～2シーズン体験し、車中泊に慣れてくるまでガマンしましょう。
夏は虫との闘いで、窓に網を付けば大丈夫です。しかし、冬は寒さとの闘いとなり、命にかかわるので上級者向き。
快適な車中泊キャンプは快適なトイレ探しから、とも言われています。トイレは明かりがあり、出来れば紙も置いてある場所を見つけましょう。
また、車中泊の道具はメインのものとほぼ同じ機能のサブもしっかりと用意すること。予想していない状態になったときに困らないようにするための大事なポイントです。
ekワゴンで車中泊をするための便利グッズを重要度別に紹介
必須レベル
寝袋や布団の寝具
一番大事です。というか、これ無しに車中泊は出来ません。
ekワゴンの様な軽自動車の場合は、布団やマットレスを敷くことになります。寝具は普段家で使っているもので十分です。
LEDランタン
車中泊は真っ暗な時が多いけれど、車内の明かりをつけっぱなしにはできません。
主に、周りへの迷惑やガソリンの節約のためです。時には真夜中に、真っ暗で紙の無いトイレに行く場合も…
車中泊グッズで一番最初に買いたいアイテムです。
高価なものを１つ買うのではなく、種類の違ったものを2・3個揃えましょう。そうすれば、1つ壊れても残りで代用できるので安心です。
良いものを買う目安は4,000円くらい、200ルーメン以上、充電可で探しましょう。
目隠しカーテン
車中泊の目隠しグッズはたくさんありますが、断熱効果があり、夏と冬を含むどの季節でも使いまわしができるカーテンがお勧めです。
自分自身のプライバシーを守る、直射日光や夜中の明るい光をさえぎる効果があります。
直射日光…夏
明るい光…SA・PAの車中泊で特に大活躍してくれます。
快適に楽しむためにあると便利
耳栓
耳栓は寝るときに周りの音を消すために使います。慣れない場所でエンジンを切って車を停めて寝ると、意外と周囲の音が気になるもの。
これじゃ、なかなか寝付けなかったり眠りが浅いまま朝を迎えてしまいます。次の日の安全運転のためにもしっかり用意しておきましょう。
耳栓にも消す音の向き不向きがあるので、自分に合ったものを選べるといいですね。
お風呂セット
お風呂セットは、日帰り温泉や銭湯を利用するときに使います。車中泊はホテルとは違い、入浴施設はもちろんありません。
気持ちよく旅行をするためにも、毎日お風呂に入ってリフレッシュしながらドライブしたいですよね。各地の温泉めぐりをするのも楽しい旅行プランになると思います。
最近は街中の銭湯レベルでも、タオルのレンタル、シャンプーやボディソープ等の体を洗うものを購入できるところが増えてきました。
でも、入浴料金と合わせると1回にしては結構お金がかかってしまうんです。車中泊の長旅を考えている人は必ず持っていきましょう。
ちなみに、タオル類はハンガーにかければ数回は使えます。銭湯の中にはコインランドリー付きのところもあるので、もし見つけて時間に余裕があったら、衣類と一緒にまとめて洗っちゃいましょう。
クーラーボックス
クーラーボックスは、冷蔵庫として使います。特に夏場は大活躍の必須アイテムになりますね。
中には、冷たい飲み物や冷蔵が必要な食べ物を入れましょう。
インバーター発電機
ちょっと出費が必要ですが、エンジンを止めていても電気を使える優れモノ。一番活躍するのは、やっぱりスマホを充電するとき。
インバーターがあれば、電気ポットやPCなど、電気を使う家電製品を一通り使えます。車中泊だけでなく、非常時やアウトドアにも使えるので1台あると後々使う時が来るでしょう。
最低でも1000W、安定性を求めるなら1500W以上がいいです。
車中泊向けの自炊お勧めグッズ
ここからは中級者向けで自炊のお勧めグッズを紹介します。
カセットコンロ
カセットコンロはカセットボンベが無くなったらコンビニなどですぐ買えるのでお勧めです。
ナイフ
これより長いと銃刀法に引っかかって逮捕されます!
メスティン（飯ごう)
チタンシェラカップ
食器はチタン製がベスト。料理や飲み物の味が変わりません。
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ekワゴンの車中泊で気を付けたい注意点
SA(サービスエリア)や道の駅はキャンプ場ではありません。
車中泊は公共の駐車場に車を停めることです。最低限のマナーは守りましょう!
自分がやられたら嫌だなと思う行動は他の人も同じです。たとえ、人生で1度しか行かない場所だとしても軽い言動はやめましょう。
最近は、宿泊禁止となった道の駅が増えています。マナーの悪いドライバーが増えたためです。
宿泊禁止の道の駅はどんどん増えてきているため、車中泊を考えている場所が宿泊禁止かどうかを事前に調べること。そして、長時間の駐車で周りに迷惑をかけていないか気を付けることが大事です。
車中泊は必ず人の多い場所で行う
女性の方は要注意!必ず高速のSA・PAに泊めましょう。
お金や身分証明書といった貴重品が入っている袋は見えないところに隠しましょう。近ごろは車中泊をターゲットにした強盗がいて、なんとサービスエリアでの被害報告もあります。
飲酒はしない
トラブルに巻き込まれそうになった時逃げるためで、車中泊の基本です。
エコノミー症候群を予防する
散歩をする、水分を取る(お酒はダメです)、足をマッサージする、の3点。長くても2時間運転したら、上に書かれた休憩を取りましょう。
エンジンは止める
思わぬ事故・一酸化炭素中毒で死亡する危険性があります。寝相が悪くてアクセルを踏むなど、間違って車を動かしてしまうかもしれません。
冬場は雪でマフラー(排気パイプ)がふさがり、一酸化炭素中毒になる可能性があるので注意しましょう。雪がたくさん降る地域では1晩で車が埋もれるのは当たり前です。
冬の車中泊では防寒対策をしっかりする
窓を閉めてカーテンを付ける、寝袋や毛布などの防寒グッズは気持ち多めに持っていくと、意外と寒かったとき頼りになるでしょう。
安全第一、家に帰るまでが車中泊キャンプです。車中泊のときに一度でも事故・事件を起こせば、その場所では車中泊禁止になってしまいます。
ekワゴン新型の車中泊で使える便利機能
ekワゴンは、2018年5月28日に一部を改良して新発売されました。ここでは車中泊に向いている機能をピックアップします。
紫外線・赤外線カットの窓ガラスがついた、E e-Assist以外の車種がおすすめです。
「うっかり日焼け」の原因となる紫外線(UV)と、
日射しによる暑さやジリジリ感の原因となる赤外線(IR)のカット機能を備えたガラスをフロントウインドシールドとフロントドアに採用。
引用：三菱自動車
運転席に座面を温めるシートヒーター、後席の足元に温風を送り込むリヤヒーターダクト、ヒーテッドドアミラーなどを標準装備。
引用:三菱自動車
ekワゴン買おうかな、でもスペックはどうなんだろう。そんな方には必要な内容をまとめているこちら。
三菱ekワゴンのスペックを紹介!必要な部分をわかりやすく解説!
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ekワゴンはどこに止める？安全な車中泊スポット
最後に、安全に車を泊められる場所をチェックしましょう。eKワゴンだけでなく、すべての車に当てはまる基本中の基本です。
場所は色々ありますが、もっともオススメの場所は「高速のSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)」です。次に「道の駅」。穴場スポットが「ぷらっとパーク」となります。
高速のSA・PA
メリットは、安全性が高い、飲食やトイレをする場所がそろっていて便利なことです。深夜には長距離トラックの運転手が仮眠を取っている場所でもあります。
道の駅
簡単にいうと、一般道路のSAといったところでしょうか。地元の名産品を売っているのが特徴で、遠方からお土産目当てにやってくる人も多いです。
長距離ドライバーの休憩所として、全国に1000か所以上あります。
多くの場所は24時間使えますが、最近は宿泊禁止のところも増えてきています。前もって利用したい場所が宿泊可能か調べておきましょう。
ぷらっとパーク
「ぷらっとパーク」とは、一般道路から高速のSA・PAを利用できるようにした駐車場のことです。東日本～中部は「ぷらっとパーク」、西日本は「ウェルカムゲート」と呼ばれています。
レストランやトイレ、ゴミ捨て場の設備があり、高速SA・PAには劣りますが安全です。駐車スペースは広いところで100台以上、狭いところだと10台以下とかなり極端。
実はここ、道路交通法の関係であまり宣伝されていない穴場なんです。宣伝が無いということは、入口への案内や看板が道路を走っていても見つからないということです。
ナビでの特定は厳しいため、ネットを使った事前調査が必須となります。うまく使えば車中泊のプロになれるでしょう。
マナーについて
上で紹介した3か所は、すべて税金によって運営されている公共施設です。一般のドライバーを優先するのが基本的なマナーとなります。
まず頭に入れてほしいことは、「あくまでも休憩所であり、宿泊所ではない」ということ。深夜に駐車している車は、車中泊ではなく仮眠中扱いとして利用しています。車中泊は、法的にはグレーな扱いなんです。
エンジンは止めましょう
冷暖房のためエンジンかけっぱなしにしていると、他の車や近くに住む人たちにとっては騒音として迷惑をかけます。
- 窓の開け閉めで自然の風を使って車内の温度を調整する
- 夏場は避暑地を選ぶ
- 車内で寝るのは諦めて、お店に入って休憩する
事前調査が大事
駐車スペースは、深夜に駐車する人が少なくて広い場所を選びましょう。車中泊に人気の場所は、いつも車の出入りが多いです。
狭い場所だと深夜でもすぐ満車になるため、長時間車を止めることは周りから迷惑だと思われます。
車中泊を予定している場所では深夜の利用者が少ないか、混む時期かどうかを調べて計画しましょう。
まとめ
- ekワゴンの車中泊は、1人分なら寝る場所の工夫をするだけで楽しめる
- 車中泊をする場所は高速のSA・PAが一番。行く前にどんなところか必ず調べておく
- 道具は寝具、LEDランタンを最初に集める
- メインの道具が使えなくなっても、サブで補えるようにしておく
- 最低限のマナーは守る
- 安全第一で、事件・事故は絶対に起こさない
外で食べて寝る。それだけでいつもと違った一日が楽しめます。始めたばかりで慣れないうちは、気候の穏やかな春か秋に車中泊をするのがベスト。
寝具と安全に車を泊められる場所だけはしっかり用意して、食事はどこかで買うスタイルで構いません。専門的な道具は必要だと感じたら少しずつ揃えていけばいいのです。
あまり難しく考えずに気軽にチャレンジしてみましょう。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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