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『シーマ現象』という言葉をご存知ですか?
一般のオーナーへ向けての最高級モデルとして発売されたのがシーマ。好景気の波に乗り、高い商品への需要も高まっていた時代の象徴としてシーマ現象という言葉が生まれました。
一時は生産終了にまでなったものの、2012年にみごと復活したシーマのモデルチェンジは一体いつなのでしょうか?
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シーマのモデルチェンジは2021年?注目は自動運転技術!
引用：日産公式HP
モデルチェンジは2種類あり、おもに技術面を進化させるマイナーチェンジと、見た目も中身も大きく変化させるフルモデルチェンジがあります。シーマも、マイナーチェンジとフルモデルチェンジを繰り返しています。
シーマのモデルチェンジ期間
シーマは3代目まで2年前後でマイナーチェンジとモデルチェンジをしています。4代目は、生産終了する2010年まで細かなマイナーチェンジをしているものの、10年近くの年月が経っています。
シーマのモデルチェンジの時期はいろいろ予想されてはいますが、現在は2021年以降のモデルチェンジが有力と言えそうです。モデルチェンジがいつになるかのカギは『自動運転技術』にあります。
これまで日本は、自動運転の実証に必要な実験をするためなどの法整備が遅れていて、進捗もよくなく、世界からも遅れをとっているような状態でした。
2019年5月に『改正道路運送車両法』が成立し、実証実験に必要な規制緩和などで政府からのサポートを受けやすくなりました。これにより、2020年を目標に高速道路における自動運転や無人自動運転の実用化も見えてきたのです。
2023年には、完全自動運転の車が走るようになるのではと言われるようになりました。それまでには日本の自動運転技術の開発や普及が進んでいないと、他国に遅れをとることになってしまいます。
自動運転の定義
| レベル0 | 運転自動化なし | ドライバーがすべての操作をおこなう |
| レベル1 | 運転支援 | 自動ブレーキかステアリング操作をシステムが支援する |
| レベル2 | 部分運転自動化 | 自動ブレーキとステアリング操作をシステムが支援する |
| レベル3 | 条件付き運転自動化 | いくつかの操縦をシステムがおこなう |
| レベル4 | 高度運転自動化 | 操縦はシステムがおこなうが、状況により運転者が介入する |
| レベル5 | 完全運転自動化 | すべての操縦をシステムがおこない、運転者は介入しない |
2020年をめどにさらなる自動運転技術の実用化を目指している政府および各メーカーですが、発表や発売は各メーカーがある程度足並みをそろえるものと見られます。
最新・最先端の技術を、フラッグシップモデルであるシーマに搭載しないとは考えにくいので、シーマのモデルチェンジ時期は2021年以降と言えるでしょう。
シーマってどんな車?現在のシーマを知ろう
引用：日産公式HP
日産シーマ(F50) 「FORCE(フォース)」篇
2010年に生産終了されたシーマですが、高級車を生産することでブランドイメージを向上させる効果を期待した日産は、2012年に5代目をハイブリッド専用車として発表しました。
シーマの車体寸法
引用：日産公式HP
全長5,120mm / 全幅1,845mm / 全高1,510mm
同じくらいのサイズの車には、トヨタのセンチュリー、レクサスLX、メルセデスベンツ・Sクラスなど、メーカーの最高級車と言える車種がそろっています。
エクステリア
引用：日産公式HP
シーマのエクステリアから漂うのは優美な品格と最高級であるというプライドです。それがスペイン語で頂点の意味を持つCIMAを手に入れた者の喜びとなるでしょう。
インテリア
引用：日産公式HP
引用：日産公式HP
シーマのインテリアのすばらしさは前席はもちろん、後部座席の心地よさにあり、ショーファードリブンとしての役割も存分にはたしてくれます。
ショーファードリブンとは、車の所有者が運転するのではなく、経営者や政治家などVIPな人たちを乗せ、専門の運転手が運転する高級車のことを言います。
シーマはショーファードリブンとしても非常に優れています。後部座席には、ヘッドレスト一体型のディスプレイがあり、日よけのためのリア電動サンシェードや、夜間の走行や暗いトンネル内でも読書ができる後部読書灯など、座ったまま読書や仕事ができる装備も充実しています。
後部座席に座る人がゆったり快適に、かつ無駄なく過ごすことのできる工夫がたっぷりです。実際に、かつてのプレジデントのように社用車として法人名義で購入されることもあります。
先進安全装備
シーマに搭載されている安全装備には以下があります。
| インテリジェント アラウンドビューモニター（移動物 検知機能付） |
| 自分の車両を見降ろすようにモニターに映し、周囲の障害物や移動物を検知、お知らせしてくれます |
| インテリジェント エマージェンシーブレーキ |
| 前方車両と衝突しそうな危険があるとき、お知らせしてくれます。場合によっては緊急ブレーキを作動させ、衝突を防ぐ、もしくは被害を抑えてくれます |
| インテリジェント FCW（前方衝突予測警報） |
| サイドミラーの死角になりやすい後側方の車両を検知してお知らせ、危険なときは運転操作の支援もしてくれます |
| インテリジェント BSI（後側方衝突防止支援システム）/LDW（車線逸脱警報） |
| 意図せずに車線を越えてしまいそうなとき、車両を戻す操作をするようにお知らせしてくれます |
| インテリジェント BUI（後退時衝突防止支援システム） |
| バックしようとしているときに後方を横切ろうとする車がいた場合にお知らせしてくれ、接触・衝突を回避できるよう運転を支援してくれます |
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シーマに搭載?高まる自動運転技術への期待
引用：日産公式HP
日産の自動運転技術『プロパイロット』
日産の自動運転技術『プロパイロット』とは、一体どんなものなのでしょうか?
| プロパイロット1.0 | 高速道路の単一レーンを自律的に走行 | ※実現済み |
| プロパイロット2.0 | 車の周辺状況を検知し、自動で車線変更を行う | ※実現済み |
| プロパイロット3.0 | 歩行者がいないか障害物がないかを検知し、市街地の交差点を安全に走行できる | ※2020年予定 |
| プロパイロット4.0 | 完全な自動運転で無人運転ができる |
日産の自動運転技術「プロパイロット」
動画では、日産の目指すプロパイロット技術が語られています。
日産では2016年、セレナに運転支援機能プロパイロットを導入しました。さらに、2019年に発売されるスカイラインには、さらに進化したプロパイロット2.0が搭載されます。
日産は各メーカーに先駆けて、市街地での自動運転を実現するため、公道での実証実験を行っています。2020年以降には、プロパイロット3.0を搭載した車を市街地で見ることになるでしょう。
プロパイロット3.0の実現も間近になり、開発も進んでいます。もしかしたら、次のモデルチェンジではプロパイロット4.0の搭載も夢ではないかもしれません。
シーマはどう変わる?新型シーマを徹底予想!
引用：日産自動車株式会社HP
5代目シーマは、日産の海外向けブランド『インフィニティ』のフラッグシップモデルQ70と統一されたフーガのロングホイールベースバージョンと言われています。
2014年のパリモーターショーで、インフィニティQ70の上位クラスとなるQ80のコンセプトカーが発表されました。新型の6代目シーマのベースはこのQ80インスピレーションになると予想されます。
インテリア
引用：日産自動車株式会社HP
Q80インスピレーションはショーファードリブンとしての乗り心地を追求、4シーターとし、後部座席は2人乗りになっています。新型シーマも、このコンセプトに合わせ4人乗りになるかもしれません。
カラーバリエーション
引用：日産公式HP
現在のシーマのカラーバリエーションは多くはありません。
- ガーネットブラック(特別塗装色)
- ブリリアントシルバー
- スーパーブラック
- クリスタルホワイトパール(特別塗装色)
以上の4色になります。
最近の車はカラーバリエーションが豊富なものが多いですが、シーマに多くのカラーは必要ないでしょう。微調整はあるでしょうが、黒、白、シルバーをベースに、高級さを損なわないラインナップになるでしょう。
先進安全装備
安全装備については、現行の5つの装備で十分ということもあり、大きく変わることはなさそうです。
エンブレム
引用：日産公式HP
フーガやスカイラインのエンブレムが『INFINITI』に代わってからも、シーマは『NISSAN』のエンブレムを守り続けています。新型シーマへのモデルチェンジの後も、日産のフラッグシップとしてのプライドと誇りを持って、『NISSAN』のエンブレムを掲げ続けるでしょう。
エンジン
現行の5代目シーマは、ハイブリッド専用車ですが、技術の進歩によってはEV(電気自動車)になる可能性も捨てきれません。
今のところ日産では、大型の車であるシーマに対応できるEVパワートレインはありませんが、対応できるパワフルなものを用意し、シーマだけでなくフーガやスカイラインなどの大きい車に展開していくこともあり得ますね。
価格
新型6代目のシーマの価格はどのようになるでしょうか。5代目の価格は以下のとおりです。
| CIMA HYBRID VIP G | ￥9,026,640円(税込) |
| CIMA HYBRID VIP | ￥8,486,640円(税込) |
| CIMA HYBRID | ￥7,946,640円(税込) |
新型のシーマはハイブリッド専用車、もしくは電気自動車になると思われます。また、最先端の自動運転技術プロパイロットを搭載することで、その価格はさらに上がるのではないかと予想されます。
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まとめ
- 自動運転技術を取り入れることを考え、モデルチェンジは2021年以降
- 新型シーマにはプロパイロット3.0以上が搭載される
- ショーファードリブンとして後部座席が充実したインテリアになる
- カラーバリエーションは多くない
- EV(電気自動車）になる可能性がある
- エンブレムは『NISSAN』を守り続ける
- グレードによっては価格は1,000万円を超えるものが出るだろう
日産のフラッグシップモデルとして、また世界の最先端をいく最高級車としての誇りとプライドを持ったシーマ。自動運転技術の進歩により、シーマのモデルチェンジにはますます期待が高まります。
シーマらしく、シーマとして、シーマならではの高級感あふれるモデルチェンジになるでしょう。今後の展開が楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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